肌のトラブルは乾燥から始まる
健康な肌の水分量は15~20%です。10%以下になると肌がカサカサし、乾燥した状態にすると肌のバリア機能が乱れ、外からの刺激を受けやすくなり、さらに乾燥すると悪循環が始まります。この状態を放置すると小じわ、くすみ、たるみ、などトラブルが生じやすくなるので保湿ケアが必要です。
乾燥はなぜ起こるの?
秋から冬にかけて乾いた空気、夏の紫外線」や冷房の影響で肌の潤いや皮脂の量が減ると乾燥が起こります。
肌のバリア機能が低下して水分を保つことが出来なるのも乾燥の原因のひとつです。
乾燥を招く習慣は?
普段何気なく行っていることで乾燥の原因になっていることがあります。
●エアコンの効いて部屋にいることが多い ●クレンジングはオイル派●洗顔後の肌はつっぱる位でないと洗った気がしない●食べ物の好き嫌いが多い●洗顔後は化粧水しかつけない。
スキンケアの見直しを行う
肌が乾燥している時は、普段しているスキンケアの方法を変えてみてくださいね!
クレンジングはクリームへ
オイルは界面活性剤が多く肌への負担が大きいので、潤いが適度にのこるクリームやオイルフリーのジェルタイプを選んだ方がよいです。
洗顔は固形石鹸がベスト
香料などの入っていないシンプルな製法の固形石鹸は、適度の洗浄力で洗い流すため乾燥しがちな方にはおススメです。
保湿重視のコスメを選んで!
水を蓄えてキープする性質の天然保湿因子NMFやセラミドなどの保湿成分が入った化粧水や美容液を使うようにしましょう。
クリームで油分を与えましょう。
保湿をしっかり行ったら、乳液+クリームで油分を補います。水分と油分をバランスよく与えることが重要です。
保湿パックで集中的にケアをしましょう。
クレイや石膏パックがおススメです。
シートパックは、水分とともに美容成分が蒸発してしまいます。塗ると固まるクレイ(泥)や石膏パックなら、肌の奥まで潤いが届きます。
メイク前か入浴後に行うのがベスト
化粧ノリが良くなるのでパックはメイク前がおススメです。また、肌が急激に乾燥する入浴後も美容成分が浸透しやすくなるのでおススメです。
ファンデーションはパウダーへ
肌が乾燥している時はクレンジングしにくいクリームタイプのファンデーションではなく、メイク落ちの良いパウダータイプを選ぶのがベストです。
乾燥を防ぐ習慣は
肌の水分保持力が低下している時は、空気の乾燥が肌への刺激が大きなダメージになります。
加湿器で湿度を保つ
エアコンなどで室内の空気が乾燥していると、肌のコンデションも悪化します。加湿器で室内の湿度を60%に保ちましょう。
乾燥がひどいときは
肌の乾燥がひどくなると、化粧水がしみることがあります。そんな時はいつもと違うケアで対応しましょう。
クリームとUVケアのみ・・洗顔後はワセリンを顔全体に薄くのばし、水分の蒸発を防止します。その上からパウダーファンデーションを塗って紫外線を予防します。
改善されないときは皮膚科を受診してください。
潤いは食事が大事!
肌の潤いをまもる成分は食事からとる必要があります。
栄養不足で乾燥肌に
保湿化粧品でケアしても、ダイエットや偏食で栄養不足になると潤いは保てません。野菜や肉などバランスよく食べましょう。
毎食タンパク質をとる
乾燥肌の原因のひとつはタンパク質の不足です。大豆食品や卵、肉、魚、など毎食とりましょう。
魚介類はビタミンEと一緒にとる。
魚介類は美肌を作るオメガ3など良質な必須脂肪酸が豊富です。オメガ3は細胞を元気にする脂質で魚類のほかに、くるみやほうれん草、シソ油やアマニ油にも含まれています。ビタミンE(ごま等)と一緒にとると吸収率が上がります。
乾燥に効く商材は
潤いをつくる食材をたくさん食べて乾燥肌を改善してください。
アボガド | 体内で、肌のハリをもたらすビタミンAに変わるカロテンの吸収を高めます。植物繊維も含まれ肌に良い栄養が豊富です。 |
くるみ | 女性ホルモンを調整し、肌の炎症を抑えるオメガ3と美肌のビタミンといわれるビオチミンを含んでいます。 |
サーモン | 食べる美容液といわれる食材です。アミノ酸と必須脂肪酸の両方を豊富に含んでいて乾燥だけでなく、肌の老化も防ぎます。 |
パプリカ | パプリカのビタミンCは、加熱しても壊れにくいので、手軽に美容成分が摂取できます。 |